父であるにゃむが妻子を日本に残してセブ島に単身赴任した理由

前回の続きです。

【セブ島留学】父にゃむ、フィリピンから帰ってきました。

2018.11.10

2018年12月17日、私は家族と離れ、単身セブ島に降り立ちました。

今年の9月~10月にかけてセブ島に留学をしていたのですが、現地で仕事が決まったためカムバックしてきたわけです。

留学の話などは過去記事もありますので良かったら見てみて下さい。

夫は留学に旅立った。お見送りの時娘は号泣し私ももらい泣き。しかし娘の涙の理由は・・・。

2018.09.01

 

妻と娘は山梨へ。父はセブ島へ。

当初、私は家族全員でこちらフィリピンはセブ島に移住する気でいました。

お金の面や異なる文化など、問題は山積しています。

どんな苦難が待ち受けていようとも、家族の結束力と気持ちで乗り切れる!と思っていたわけです。

しかし、そこは冷静かつ慎重な妻。下記のような理由から「移住は見送る」という決断を下されました。

  • フィリピンに魅力を感じない
  • 金銭的な問題
  • 現地採用の給与が不透明
  • 育児の問題

まぁこう言われてしまうとぐうの音も出ないのですが、こちらも自身のキャリアという意味で譲れないところがありました。

当初は日本国内での就職先も探していましたが、海外で英語を使って働いてみたいという思いが強くなり、家族とばらばらになってでも現地で働いて経験を積む道を選んだのでした。

 

なぜフィリピンなのか?

これについてはたまたま偶然としか言えないのですが、強いてこの地を選んだ理由を述べるとこんな感じです。

  1. 内定が出ているし、一度留学で現地を体感しているから(個人的に)抵抗が少なかった。
  2. 日本から比較的近い。飛行機で4~5時間とアクセスが容易。
  3. 英語が公用語だから生きた英語が日常的に使える→英語力が伸びる(公用語がタガログ語と英語)
  4. 経済発展が著しく、住んでいて刺激がある。最先端と、古き良き日本のような懐かしさが共存。
  5. 常夏なので冬が苦手の私としては過ごしやすい。

せっかくなのでフィリピンのデメリットも挙げたいと思います。

  1. 日本と比べて治安が悪い。アメリカほどではないにせよ、れっきとした銃社会。←海外に居るという警戒心を常に持つ!
  2. 衛生面に難あり。←生水を口にしない!現金に触れたら手を洗う等、日本人の衛生意識があればOK!
  3. 時折起こる停電、慢性的な渋滞などインフラの整備に課題あり。←これ一番きつい所。でも住居をしっかり選べば良し
  4. 食事が偏りがち。←基本、肉と米です。野菜は積極的に摂りましょう。フィリピン料理が口に合わぬなら自炊!

 

フィリピンはこれからに期待できる国。

 

フィリピンと日本の人口ピラミッドを比べてみましょう。まずはフィリピン。

綺麗な末広がりのカーブを描いていますね。対して日本。

高齢者に偏重しているのが分かります。

何が言いたいのかというと、別に日本オワコンとまで言う気はありませんが、これだけ若い働き盛りの人口が多い国となると、いわゆる人口ボーナスで経済発展が見込まれるというのは自明の理。

僕ら若い世代が体感できなかった著しい経済発展を目の当たりにしたければ東南アジアへの移住はアリだと思うということです。

別に私もフィリピンに骨をうずめる気はありませんが、日本は本当に恵まれているので気軽に海外移住ができるなど様々な選択肢があります。

私はフィリピン留学を通じて本当に知見が広がりました。こちらではまだまだ貧困があります。大気汚染、水質汚染なんかも。

美しいもの、清潔なものと常に等しい数だけ、醜いもの、汚いものがこの世にはあります。

それらから目を背けたり、テレビの中だけの出来事として片づけるのは簡単ですが、人間はなぜ生まれてきたのか?人類はどこへ向かうのか?という壮大な問いに呼応するかのように、これからますます日本人の目は世界へ向けられ、とりわけ先進国から後進国への移住は加速すると思います。

私たちは豊かな国に生まれました。

ただ人生のなかで一瞬だけでも、これから進みゆく経済の真っただ中に身を置き、良い刺激を受け、観光してお金を落とすということだけでも価値があるのではないしょうか。

そんな思いから、フィリピン・セブ島単身赴任を決めました。

2019年1月25日から働き始めます。妻と子にも一度は来てほしいです。フィリピン人、明るくていい人が多いよ~!(ん?ていう人も中にはいるけど…でもそれは日本も変わらないし)

それではあと1か月、準備期間として勉強をしながら、ブログで見たこと、感じたことをつづって参りますので、ちょっと気が早いですが2019年もよろしくお願いします。