泣き声の科学

こんにちは!にゃむです

ここのところ、だーちゃんの夜泣きが再発しています。

 

おおよそ深夜2時〜4時くらいに断続的に泣き始め、酷いときは30分以上泣き続けます💧

やんちゃんに抱っこや授乳してもらったり水を飲んだりして泣き止みますが、寝付きが悪いときはまたすぐに大泣き。

 

私も同じ部屋で寝ているため目をさますのですが、眠すぎて布団から出られず、枕で耳をふさぐ毎日。

そんな情けない私を横目に、やんちゃんはだーちゃんを一度完全に覚醒させ、再度寝かしつけるという技法で乗り切っています。

(私も寝かしつけはチャレンジしたことはありますが成功率5%くらい。すぐ根負けしてしまいます…。)

 

耐えがたき我が子の泣き声!ちょっと分析してみた。

だーちゃんの泣き声は本当にうるさく感じてしまいます。

なぜうるさく感じるのか解析してみることにしました。

 

まず音声ファイルがこちら。大きい声なので聴いてみたい人だけどうぞ。

こちらの泣き声をスペクトラム解析した結果がこちら。

周波数(音の高さ)ごとに分解すると、しましまの模様が見て取れますね。

 

そして人が聞き取りやすい周波数というのはおおよそ決まっています(ラウドネス)。

下記ラウドネス曲線が低い位置にあればあるほど、小さい音でもよく聞き取れるということになります。

wikipedia – 等ラウドネス曲線より引用

 

だーちゃんの声は1000Hz〜2000Hz付近に「泣き声」と認知されるための力強いベース音があり、更に上(2500Hz〜7000Hz)にも豊かな高次倍音があることから、

ものすごく聞き取りやすい泣き声であることがわかります。

しかも、ただでさえ聞き取りやすすぎる声なのに鼓膜が破れんばかりの大音量です。

さらに、赤ちゃんの鳴き声はサイレンのように高さが常に変化するので、余計に認知されやすく、

断続的に発せられることからも非常に訴求力の高いサウンドであることが分かりました。

 

解析をした感想。泣き声は、赤ちゃんが生き残るために獲得した武器だ。

にゃむは音楽関係の仕事もやっているため、今回はだーちゃんの泣き声を普段使っている制作ソフトに突っ込んで解析しました。

だーちゃんの泣き声は、親の耳に確実に届くようチューニングされた武器(兵器?)だということがわかりました。

 

夜泣きの激しい赤ちゃんがいるご家庭やは本当に大変だと思います。

ヒトの赤ちゃんは、親なしでは間違いなく死んでしまうか弱い状態で生まれてきます。

そのため、確実に親に聞いてもらえるための力強い泣き声を獲得したんですね。

 

瞬間的に「うるさい!泣き止んでくれ!!」となってしまうところ、ちょっと冷静になって「これは子供が必死に訴えてきてるんだ、親も一生懸命に応えてあげるのが努めだ」と思いたいところ。

でも夜泣きはどうしようもない現象なので無理はしないでくださいね。

私も夜泣きで起こされたときはとてもじゃないけど「だーちゃん、ええ声しとるやないけ〜!」なんて思えないです😨

 

泣き声の大きさと持続力は、子供の生命力の表れとも言えそうですね。

にゃむ